ナンパとは、街頭などで見知らぬ異性に声をかけて交際を求めることです。
男性が女性に対して行うことを指し、
女性が男性に声をかける場合は「逆ナン(逆ナンパの略)」と言われています。
英語圏では、“ガールハント”といいます。
実は、“ナンパ”は明治時代には既に使われていた言葉です。
漢字では“軟派”と書き、“硬派”の対義語になります。
本来は、“しっかりとした意見や主義をもたない一派”を指す言葉でしたが、
そこから軟弱と思われる態度や、そのような態度をする者を指すようになりました。
その後、女性との交際やおしゃれに気を使ったりする若者のことも
「軟派」と呼ぶようになったのです。
それに付随して、女性に声をかけて誘うことも
“軟派な態度をすること”のひとつと考えられるようになります。
1980年頃から「ナンパする」といった表現が用いられるようになったことで、カタカナ表記の「ナンパ」は、“男性が女性に声をかける”という単独の意味を持つようになっていきました。
“ナンパで出会った”ことをきっかけにして、
真剣な交際に発展したり、結婚したりするケースもあります。
しかし、このようなケースは、かなりレアなケースです。
なぜなら、ナンパをする男性は日常的にナンパをしている場合が多いです。
真剣交際や結婚に繋がる出会いは、数ではなく質になります。
1回1回の出会いが大切であり、その1回1回に全神経を注がなくてはなりません。
しかし、ナンパでは真剣に結婚を考えている人には出会えません。
また、ナンパをしている方も、
ナンパが成功すると自分はモテていると勘違いをしてしまいます。
その結果、ナンパで成功してちょっと付き合ってみて“少し違う”と思えば、
次にまた出会いを探したくなってしまうのです。
ナンパは不特定多数の人に対して行えるので、出会いは無制限にあります。
ナンパをしている本人は気づいていないことが多いのですが、
結局は同じことを繰り返すだけになってしまいます。
まわりの人たちからはそれに気づけない“残念な人”という評価をもらってしまいますし、
その人の誠実さや本気度に対しては厳しい目が向けられます。
ナンパされる女性ほど、自分はモテていると勘違いしやすくて、
すぐに自慢したりしてきますよね。
困ったように言っている場合が多いですが、
内心の嬉しさや自慢したい気持ち、モテていると勘違いしている気持ちがダダ漏れです。
自分が異性から、声を掛けられることや、
性の対象とされているようなことを、自慢するような女性の質は高くはありません。
実際にナンパで声を掛けられるというのは、
その女性の魅力が高いからではなく、
男性から「イケる」と思ったから声をかけられているだけなのです。
つまり、ナンパされるということとは、
“簡単に落ちそうなチャラい女”だと判断されたからなのです。
そして、ナンパでついていくような女の子を相手にして喜んでいる男性も、
質が悪いということになります。
ナンパをする理由にも、それぞれあるとは思います。
“優越感を得たい”“メンタルを鍛えたい”“やりたい(!)”などなど…
そして、その理由の中には、
“女性にお金をかけたくない”というものもあるのではないでしょうか。
恋活や婚活のための活動にはお金がかかるものが多いですが、その分システムがしっかりとしています。
多少お金を払えば、いくらでも出会いのチャンスはあります。
それなのに、そんな費用をケチって、
ナンパのような行き当たりばったりの行為をしている人間は、
周りからケチな人間だと思われます。
とくに学生はお金がなくてあたりまえのように思われているので、
ナンパで出会いのチャンスを得ることは仕方がないかもしれません。
しかし、社会人にもなって、
お金がもったいないからという理由でナンパをしていると、
ケチだと思われて、ナンパ以外のきちんとした出会いのチャンスも
逃してしまうかもしれません。
いかがだったでしょうか。
ナンパをすると男性の価値が下がる3つの理由について、
お分かりいただけましたでしょうか?
面識のない異性に声を掛けたり、
遊びに誘ったりする行為自体は犯罪には当たりません。
ただし、嫌がる相手にしつこくつきまとったり、
無理に引き止めたりするなどの行為は軽犯罪法に当たる可能性があるので注意が必要です。
堅実な恋愛や結婚をするためには、
出会いにもこだわっていきたいものですよね。
この記事を参考にして、堅実な恋愛や結婚につながるような出会いを見つけていきましょう。